第23番
斑鳩寺
いかるがでら
天台宗
太子がつなぐ法隆寺との縁
静かな住宅地の細道を抜けると、仁王門の甍が目に入ってくる。軒の出が大きく、どっしりとして、「いかるがのお太子さん」の名にふさわしい門構えだ。
日本書紀によると、推古天皇十四(六〇六)年、聖徳太子は、天皇に勝鬘経・法華経を講じられ、大いに喜んだ天皇から播磨国の水田百町を賜り、それを法隆寺に寄進した。太子は、この地を「鵤荘」と名付けたとされる。
太閤検地まで約千年にわたって法隆寺を経済的に支え、播磨の地を治めるために太子が建立したのが斑鳩寺と伝えられている。
境内右手にある重文の三重塔は永禄八(一五六五)年の再建。バランスのとれた端正な塔で、復古調の味わいがある。
左手、聖徳殿の本尊「聖徳太子十六歳孝養像」は、重病の父用明天皇のために七日七夜の間断食して「常行三昧」という行法によって
快復を祈った時のものとされる。「植髪の太子」ともいわれ、自作の像に自らの髪を切って植えられたとの伝承があり、火災の時も持ち出され、無事だったという。
法隆寺の夢殿を思わせる八角円堂の奥殿は、太子信仰でつながる法隆寺との深い関係をうかがわせている。
重文の勝鬘経御講讃図をはじめ寺宝も多い。大谷康文住職は「春会式は少し寂しくなりましたが、太子と共に、そして地域に開かれた寺として歩んでいきたい」と話す。
ご朱印について
斑鳩寺の情報
第23番
斑鳩寺
いかるがでら
天台宗
住所
〒671-1561
兵庫県揖保郡太子町鵤709番地
電話番号
079-276-0022
拝観時間
10:00~16:00(聖賢殿・聖徳殿)※17:00閉門
拝観料
500円(10名以上350円)
主な年中行事
節分会 2月3日(2日)
聖徳太子春会式 2月22日〜23日
彼岸会 3月22日
花まつり 三重塔特別御開帳 4月第1金土日
聖徳太子夏会式 8月21日
施餓鬼会 8月22日
聖徳太子春会式 2月22日〜23日
彼岸会 3月22日
花まつり 三重塔特別御開帳 4月第1金土日
聖徳太子夏会式 8月21日
施餓鬼会 8月22日
境内案内
■お薬師様…講堂 ★納経所
設備
駐車場
あり
お手洗い
あり
(車いす可)
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
JR「網干」駅よりバス約10分「鵤」下車徒歩約7分、JR「姫路」駅よりバス約30分「鵤」下車徒歩約7分
自動車
山陽自動車道「龍野IC」より10分
斑鳩寺のお知らせ
斑鳩寺からのおしらせはありません。