第22番 鶴林寺 かくりんじ
天台宗
〒675-0031 兵庫県加古川市加古川町北在家424 tel.079-454-7053 https://www.kakurinji.or.jp/
大寺の風格、播磨の法隆寺

楼門形式の重厚な門をくぐると、広い境内にまず驚かされる。そして建ち並ぶ堂塔。
和様・大仏様・禅宗様の折衷様建築の代表とされる本堂。檜皮葺きの屋根が美しい太子堂。二棟の国宝をはじめ、重文の常行堂、鐘楼、行者堂など十数棟、「播磨の法隆寺」と称されるのもうなずける。
寺伝によると、その歴史は五八七年までさかのぼる。高麗の高僧恵便法師が物部氏ら排仏派の迫害を逃れて播磨の地に身を隠している、と聞いた聖徳太子は、法師の教えを受けるためこの地を訪れ、精舎を建てたのが始まりとされる。

武蔵国の大目(=国司の役職の一つ)身人部春則が太子の遺徳を顕彰するため七堂伽藍を建立。九世紀に慈覚大師円仁が薬師如来を彫って国家安泰を祈願し、以後天台宗になった。鳥羽天皇の勅額を得て寺名を鶴林寺と改め、鎌倉、室町時代には寺領二万五千石の大寺として繁栄したといわれる。
江戸時代に入り、厳しい宗教政策などによって衰微したとはいえ、大寺の風格を今も保っている。
本堂の本尊、重文の薬師三尊像と二天像は、六十年に一度ご開帳の秘仏で、次は二〇五七年という。
太子堂は内部の壁画にも注目したい。四十年ほど前、先代住職が赤外線写真で涅槃図や九品来迎図を確認、宝物館に極彩色の壁画を復元した須弥壇を立体的に再現している。

宝物館では重文の聖観音像も見逃せない。腰を右に少しひねり、すらりとした立ち姿…白鳳仏の傑作とされる。その昔、観音像を盗みだした泥棒が、金だと思い溶かそうとしたが溶けない。腹を立て、腰のあたりを槌でたたくと「あいたたっ」という観音像の声に驚き、像を返して改心したという伝説がある。
その「あいたた観音」が実際に盗難にあったという話や、新薬師堂の「ウインクする仏像」など話題は尽きない。文化財の宝庫で、春の太子会式には露店が並び、参拝者でにぎわう。
「太子は、仏教はもとより、日本の礎を築かれた」という茂渡俊慶住職は「このことを今一度、多くの人に知っていただきたい」と願う。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2021年12月末まで
鶴林寺の情報
第22番 鶴林寺 かくりんじ
天台宗
住所
〒675-0031 兵庫県加古川市加古川町北在家424
電話番号
079-454-7053
拝観時間
9:00~16:30
拝観料
入山料 大人500円、小・中学生200円、宝物館入館料 大人500円小・中学生200円
但し入山と宝物館とのセット割引で大人800円、団(30人以上)1割引、身障者は介添1名と共に無料
主な年中行事
修正会 1月8日
太子会式 3月下旬
花祭り 5月8日
七夕 7月7日
観月会 旧暦十三夜
おすすめ撮影スポット
本堂前、鐘楼北
門前情報
食事施設あり、境内の周囲は鶴林寺公園
境内案内
■お薬師様…本堂、新薬師堂 ★納経所
設備
駐車場
あり (無料)
お手洗い
あり (車いす可)
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
JR神戸線「加古川」駅より かこバス「鶴林寺」下車徒歩1分
自動車
加古川バイパス「加古川IC」から南へ13分。山陽自動車道「三木小野IC」から南へ30分
鶴林寺のお知らせ
    鶴林寺からのおしらせはありません。