第30番 多禰寺 たねじ
真言宗東寺派
〒625-0152 京都府舞鶴市多袮寺346番地 tel.0773-68-0026
目と耳にご利益の仏様

東舞鶴を北上、引揚記念館に向かうトンネルの入り口手前と、出口すぐのところに左折する二本の道。曲がりくねった坂道を上ると、いずれも多禰山の中腹、標高約三百メートルにある多禰寺に行き着く。
眼下には、二羽のツルをイメージした優雅なクレインブリッジをはじめ、美しい舞鶴湾の景色が広がる。

多禰寺は、寺伝では飛鳥時代に聖徳太子の異母弟、麻呂子親王によって開創されたという。江戸時代の「多禰寺縁起」などによれば、父用明天皇の命を受けた親王は、丹後の庶民を苦しめていた鬼賊を「七仏薬師」の力で討ち、その加護に報いるため丹後の国に七カ所の寺を建て、七仏薬師を安置したとされる。
その中で、親王の護持仏だった薬師瑠璃光如来を本尊としたのが多禰寺という。平安時代には七堂伽藍が立ち並び栄えたというが、鎌倉・室町時代の戦乱で崩壊。かつての壮観さとは比べようがないものの、七仏薬師の信仰は厚く、今も目と耳にご利益のある仏として敬われ、慕われている。

文政七(一八二四)年に再建の本堂に本尊・薬師如来坐像が安置されており、両脇には日光・月光菩薩と十二神将、不動明王と毘沙門天がまつられている。秘仏の薬師如来は逗子の中に収められているが、特別な法要の時のみ開帳される。
山門にはかつて、重文の金剛力士像が安置されていたが、今は宝物殿に移されている。鎌倉期の慶派の作とされ、像高約三・六メートル、躍動感あふれる姿に圧倒される。東大寺南大門、京都・清水寺仁王門の仁王像に次ぎ、日本で三番目の大きさという。
普賢菩薩騎象像や聖観音菩薩立像など平安・鎌倉期以降の文化財も多い。本堂では創建時のものとされる「はぎの柱」や、丹波・丹後を中心に彫物師として活躍した中井権次一統の六代目正貞作の龍や象の彫刻も見逃さないようにしたい。
松尾義空住職は「お参りされる、できるだけ多くの方とお話をしたい。その中で仏教や多禰寺についてのご理解を深めていただければ」と願う。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2021年12月末まで
多禰寺の情報
第30番 多禰寺 たねじ
真言宗東寺派
住所
〒625-0152 京都府舞鶴市多袮寺346番地
電話番号
0773-68-0026
拝観時間
9:00~17:00(4月~10月)、 9:00~16:00(11月~3月)
拝観不可日
不定休(特に悪天候時)
拝観料
300円、仁王殿 500円
主な年中行事
施餓鬼会 8月16日
人生相談(完全予約制)
おすすめ撮影スポット
駐車場からの舞鶴湾を望む風景
境内案内
■お薬師様…本堂 ★納経所
設備
駐車場
あり (無料)
お手洗い
あり
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
「東舞鶴」駅より観光タクシー(舞鶴トラベル ☎0773-62-2662)
自動車
舞鶴若狭自動車道「舞鶴東IC」より30分
多禰寺のお知らせ
    多禰寺からのおしらせはありません。