第29番 温泉寺 おんせんじ
高野山真言宗
〒669-6101 兵庫県豊岡市城崎町湯島985-2 tel.0796-32-2669 http://www.kinosaki-onsenji.jp/
温泉と湯治客守る二つの本尊

温泉街の奥まったところに山門が見える。二層の門をくぐると左手にあるのが薬師堂で、入湯客を守護する本尊・薬師如来と日天、月天の脇侍、十二神将がまつられている。
温泉寺は、名湯城崎温泉を開いた道智上人が天平十(七三八)年に開創したとされる。
衆生済度の大願を発して諸国をめぐっていた道智上人は、城崎に入ると四所明神の神託により千日間、修行。その功徳で温泉が湧出したと伝わる。

「縁起」には、仏師稽文との不思議な縁も記されている。稽文は長谷寺の十一面観音像と同じ木から、もう一体観音像を造ろうとしたが病にかかり、像は未完のまま長谷寺近くの寺に安置された。疫病が流行すると観音の祟りとして海に投じられたが、城崎の河口近くに漂着した。
城崎で湯治中に、この像と出合った稽文は、仏縁を感じて完成させ、道智上人に託す。その後、道智上人は現在の地に伽藍を建立する。このことが天聴に達し、聖武天皇から末代山温泉寺の勅号を賜ったという。
温泉の多くには薬師如来がまつられているが、温泉寺では、この十一面観音像が城崎温泉守護の観音様として信仰を集めており、中興の祖・清禅法印が造営した重文・本堂に同寺本尊として安置されている。

三十三年目ごとに開帳される重文の秘仏で、平成三十年四月から三年間、開帳されている。なた彫りで、力強さとともに包み込むような優しさがある。
本堂は和様、唐様、天竺様の折衷様式の建築。薬師堂から石段を上がると十分ほどかかるが、大師山頂までのロープウェイだと途中の温泉寺駅のすぐ前にある。
かつて、城崎を訪れた湯治客は本堂と薬師堂にお参りし、本堂で湯酌を授かってからお湯につかったという。小川祐章住職は「昔から病気やけがが治ったという話は数え切れません。温泉の効能に加え、温泉の守護である十一面観音と湯客を守護する薬師如来のご加護なのでしょう」と笑顔をみせた。
本坊の重文・千手観音像や多宝塔、ロープウェイからの眺望など見どころも多い。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2021年12月末まで
温泉寺の情報
第29番 温泉寺 おんせんじ
高野山真言宗
住所
〒669-6101 兵庫県豊岡市城崎町湯島985-2
電話番号
0796-32-2669
拝観時間
4月~9月末 8:30~17:00、10月~3月末 9:00~16:30
拝観料
無料
主な年中行事
薬師まつり 7月8日
行者まつり 8月5日
開山忌(温泉まつり) 4月23日・24日
おすすめ撮影スポット
薬師堂、本堂、山頂からの眺め
門前情報
駐車場等近隣にあります
境内案内
■お薬師様…薬師堂 ★納経所
設備
駐車場
なし
お手洗い
あり
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
北近畿豊岡自動車道「日高神鍋高原IC」より40分
自動車
JR山陰本線「城崎温泉」駅下車、徒歩15分
温泉寺のお知らせ
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