第40番 雲龍院 うんりゅういん
真言宗
〒605-0977 京都市東山区泉涌寺山内町36 tel.075-541-3916 http://www.unryuin.jp/
「悟りの窓」で瞑想のひととき

雲龍院は泉涌寺の別院で、山内の最奥に位置する。応安五(一三七二)年に後光厳天皇が建立、康応元(一三八九)年に後円融天皇が「龍華院」を建立された。度重なる火災や、「応仁の乱」(文明二(一四七〇))年には焦土と化し、わずかに後光厳、後円融天皇の尊像を残すのみとなってしまった。その後雲龍院と龍華院の二院が合併し、現在の雲龍院となった。

皇室との関係は深く広く、天保十四(一八四三)年以後の光格天皇の欣子内親王を始め、仁孝天皇皇女、孝明天皇皇女を葬奉している。皇室関係の御参などのために玄関、方丈、勅使門を賜わったり、次いで御尊牌奉安のための「霊明殿」が、孝明天皇、明治天皇、英照皇太后の申し出でによって明治二年に再建された。霊明殿には北朝天皇の御尊牌が奉安されている。

本堂の「龍華殿」は、椹の木材を竹の釘で打った雄大な杮葺で、貴重な建造物として昭和四十一年に国の重要文化財に指定。後円融天皇が写経の功徳を発願され以来、如法写経が受け継がれている。
本尊の薬師如来は藤原時代作。薬師如来坐像を中心に日光・月光両菩薩を両脇に祀られている。「瑠璃光王」「大医王尊」と称され、医療を施す現世利益の仏として親しまれてもいる。その他、鎌倉時代の作の「走る大黒天尊像」や、大石内蔵助書の「龍淵」が飾られている。
「どこから見ても庭が美しく眺めることができます」と市橋朋幸住職。障子窓からのぞく「蓮華の間」、書院悟之間の「悟りの窓」や「迷いの窓」は訪れる度に、その風景を変化させる。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2022年12月末まで
雲龍院の情報
第40番 雲龍院 うんりゅういん
真言宗
住所
〒605-0977 京都市東山区泉涌寺山内町36
電話番号
075-541-3916
拝観時間
9:00~17:00(入山は16:30まで)
拝観不可日
法要・行事により拝観不可あり
拝観料
400円(小学生以下は無料)
主な年中行事
泉山七福神巡り(1月の成人の日は拝観休止)
如法写経会法要(4月27日は拝観休止)
ひと文字写経(12月23日は庭園拝観休止)
※上記以外でも、一般の方の拝観を休止する場合あり。詳しくはHP記載の「雲龍院拝観日」で要確認。
おすすめ撮影スポット
悟りの窓・しきしの景色・庭園・水琴窟
境内案内
■お薬師様…龍華殿 ★納経所
設備
駐車場
あり (無料)
お手洗い
あり
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
JR奈良線・京阪「東福寺」駅より徒歩25分、市バス(202・207・208番)「泉涌寺道」下車徒歩20分
自動車
阪神高速京都道「鴨川西IC」より所要10分・名神高速道路「京都南IC」より所要 30分
雲龍院のお知らせ
    雲龍院からのおしらせはありません。