第25番 達身寺 たっしんじ
曹洞宗
〒669-3626 兵庫県丹波市氷上町清住259 tel.0795-82-0762 http://www.tashinji.jp/
謎秘めた木彫仏の原郷

平安~鎌倉期の木造仏が八十躯余り。うち重文が十二躯、兵庫県指定が三十四躯あるほか、三十三躯と破片百三十四点が丹波市指定文化財という。
石段上の茅葺き屋根の風情ある建物が本堂。元禄八(一六九五)年の再建で、「木彫仏像の原郷」と呼ばれるにふさわしい。
上下二つの宝物殿のうち、上には重文と県指定の仏像二十三躯を安置。目を引くのは本尊・阿弥陀如来坐像と左脇侍の十一面観音坐像、右脇侍の薬師如来坐像で、鎌倉初期の制作。像高二・三メートルの阿弥陀如来をはじめ、いずれも見上げるばかりの大きさで、金箔と漆塗りの荘厳な姿に圧倒される。

対照的なのが本堂に近い下の宝物殿だ。一木造りの仏像が多数並べられているが、いずれも損傷や風化が進み、なんとも痛ましい。
背景には達身寺の歴史と木造仏の二つの謎がある。
正徳二(一七一二)年、円通寺二十五世大庵清鑑和尚を開山とするが、寺伝では行基菩薩によって開かれたとされる。戦国時代には大寺院になったが、明智光秀の丹波攻めで焼き討ちに遭い、仏像を近くの谷に持ち出したものの、そのまま放置された。
江戸初期に疫病がはやり、占いで仏像を放置したための仏罰と言われた村人たちは仏像を集め、山中の達身堂を現在地に移し、仏像を安置したと伝えられるが、裏付ける資料はない。

仏像についても、本尊になるような仏像が多数ある。一寺に一仏あればよいとされる兜跋毘沙門天が十六躯もある。未完成の仏像がある―など謎に満ちている。
これに対し、達身寺は仏師の工房・養成所だったとする説を郷土史家が打ち出し、「丹波講師快慶」と記された古文書の存在などから、快慶は達身寺から出た仏師の可能性もあるとした。
「工房とすれば謎のいくつかは説明がつきます。でも実証する古文書などはありません。仏様だけがご存じですが、何も語ってはくれません」と渡辺健臣住職。謎は依然、謎のままだが「達身寺と仏様が地域に守られ、支えられてきたことは間違いありません」と話す。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2021年12月末まで
達身寺の情報
第25番 達身寺 たっしんじ
曹洞宗
住所
〒669-3626 兵庫県丹波市氷上町清住259
電話番号
0795-82-0762
拝観時間
9:00~16:00
拝観料
高校生以上(中学生以下無料)個人400円、団体(20名以上)1人300円
主な年中行事
昆沙門祭り 1月3日 6:00~14:00
おすすめ撮影スポット
春の水仙、夏のハス、秋の紅葉・近くに800m春はカタクリ群生、秋はコスモス
門前情報
駐車場の公衆トイレには、車椅子可能も有
境内案内
■お薬師様…宝物殿 ★納経所
設備
駐車場
あり (無料)
お手洗い
あり
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
JR福知山線「石生」駅下車タクシー15分
自動車
北近畿豊岡自動車道「氷上IC」下車約9km(約15分)
達身寺のお知らせ
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