第6番 新薬師寺 しんやくしじ
華厳宗
〒630-8301 奈良市高畑町1352 tel.0742-22-3736 http://www.shinyakushiji.or.jp/
シルクロードの文化実感

大仏殿建設を目指していた聖武天皇が眼病を患い、光明皇后が天平十九(七四七)年、その平癒を願って建てた。大仏造立の資材や人集めなど大変な時だったが、徐病安楽や女性が成仏するように援ける「転女得仏」など十二の大願を発し、すべての衆生を救済する薬師如来を広めようとした。金堂や講堂、西塔、東塔など並ぶ大寺院だったが落雷で焼けたり、再建されても震災に遭うなどし、現国宝本堂だけが残った。鎌倉時代に東門や南門、地蔵堂、袴腰部分が白漆喰塗りの鐘楼(いずれも重文)が建てられた。

薬師如来(平安初期・国宝)は一本彫成で、平安初期の代表作です。特に肩から胸に流れる衣紋は素晴らしく、大きく見開いた切れ長の目、堂々たる体躯、まさに密教精神の具現といえます。古来より眼病、耳病の仏として霊験あらた新かです。この仏の前に立つとき、誰もがいいしれぬ威圧と荘厳を感じることでしょう。

十二神将(天平時代・国宝)は、薬師如来の家来であり、剣、弓、矢などそれぞれの武器を持って威嚇する姿は、畏敬にあたいします。土の素材を生かして顔面の筋肉の起伏がデリケートに表現されています。造立された当時は群青、緑青、朱、金箔などで彩られた実に華麗なものであったと思われます。平成十六年には、コンピュータグラフィックスで当時の色が再現され、よりいっそう身近になった感があります。十二神将は、それぞれ干支の仏であり、ご自分の干支の神将にお参りされる方も、大勢おられます。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2022年12月末まで
新薬師寺の情報
第6番 新薬師寺 しんやくしじ
華厳宗
住所
〒630-8301 奈良市高畑町1352
電話番号
0742-22-3736
拝観時間
9:00~17:00
拝観料
大人600円、中高生350円、小学生150円
(団体30名以上 大人550円、中高生300円、小学生120円)
主な年中行事
修正会 東大寺僧侶出仕により、薬師悔過、三十二相の法要 1月8日
おたいまつ(修二会) 4月8日
  17時 東大寺僧侶出仕により、薬師悔過、三十二相の法
  19時 東大寺二月堂修二会と同じたいまつ十一本が境内を巡ります。
たいまつに導かれた僧侶11人が入堂してからm五穀豊穣、人々が知らないで犯した罪を皆様に代わって懺悔(ざんげ)し世界平和を祈願します。
おすすめ撮影スポット
南門のさく越しに撮影する本堂
境内案内
■お薬師様…本堂 ★納経所
設備
駐車場
あり (無料)
お手洗い
あり
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
近鉄「奈良」駅下車 市内循環バス外廻り15分、破石町下車山手へ徒歩10分
JR「奈良」駅下車 市内循環バス外廻り20分、破石町下車山手へ徒歩10分
自動車
名阪国道「天理IC」より国道188号で奈良へ
新薬師寺のお知らせ
    新薬師寺からのおしらせはありません。