第1番 薬師寺 やくしじ
法相宗大本山
〒630-8563 奈良市西ノ京町457 tel.0742-33-6001  https://www.nara-yakushiji.com/
白鳳期の輝き今に

白鳳時代に建立された奈良の大寺の一つで、唐招提寺の少し南にある。境内は広く趣があり、すがすがしい。
薬師寺の国宝・薬師三尊像は有名である。薬師如来坐像が中央にあって向かって右手には日光菩薩立像、左には月光菩薩立像が安置され、白鳳期の優雅さを伝えている。
東方浄瑠璃浄土の教主となる薬師如来は慈悲にあふれた姿と高貴な表情が印象的。両脇の日光、月光菩薩とも優しく美しい姿をしており、衆生を温かなまなざしで見つめている。
国宝の仏像はもう一つある。同じく白鳳時代につくられた聖観世音菩薩立像である。崇高さと気品を併せ持つ仏像で、繊細な指の動きが優雅である。インド・グプタ王朝の影響を強く受けているとされている。

白鳳様式の国宝・東塔は空高くそびえ、その屋根の曲線は優美な雰囲気を醸し出している。頂上に取り付けられた水煙は四枚からなり、その中には透かし彫りの飛天が二十四体ある。現在実施中の東塔解体修理は令和二年四月に落慶法要を迎える。
同寺は天武天皇の発願、持統天皇の本尊開眼を経て文武天皇の世に飛鳥の地で堂宇の完成を見た。その後、和銅三(七一〇)年の平城遷都に伴って現在地に移った。当時は南都七大寺の一つとして大伽藍を誇った。

その後何度もの火災に遭ってきた。戦国期の享禄元(一五二八)年の兵火によって東塔を除く諸堂を失う大きな痛手もこうむった。昭和四十年代に入って故高田好胤管主の百万巻写経勧進などによって堂塔の復興が活発になり、金堂、西塔、大講堂、食堂などが次々と復興され白鳳期の面影を取り戻しつつある。
大講堂は幅四十二メートル、奥行二十メートル、高さ十七メートルもある。ここには重要文化財の弥勒三尊像が安置されている。これら諸堂が集まる白鳳伽藍エリアの北側に隣接して玄奘三蔵院伽藍がある。こちらには法相宗の鼻祖である玄奘三蔵を祀っている。また年間を通じて写経会が活発に行われている。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2022年12月末まで
薬師寺の情報
第1番 薬師寺 やくしじ
法相宗大本山
住所
〒630-8563 奈良市西ノ京町457
電話番号
0742-33-6001 
拝観時間
8:30〜17:00(受付は16:30まで)
拝観料
1,100円(玄奘三蔵院伽藍公開時)、800円(玄奘三蔵院伽藍非公開時)、団体(25人以上)、中高小生割引あり、身障者・介護(どちらも半額)
主な年中行事
修正会 1月1日〜1月14日
修二会花会式 3月25日〜31日
天武忌 10月8日
おすすめ撮影スポット
大池よりの遠景
境内案内
■お薬師様…金堂 ★納経所
設備
駐車場
あり (有料)
お手洗い
あり (車いす可)
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
近鉄橿原線「西ノ京」駅下車、徒歩1分
自動車
西名阪「郡山IC」より15分・第二阪奈道路「宝来IC」より10分
薬師寺のお知らせ
    薬師寺からのおしらせはありません。