第3番 般若寺 はんにゃじ
真言律宗
〒630-8102 奈良市般若寺町221 tel.0742-22-6287 http://www.hannyaji.com/
コスモスと学問の寺

奈良における味わい深いお寺のひとつに般若寺がある。境内に足を踏み入れると、品格を感じさせる重文の十三重石宝塔が見える。日本を代表するどっしりした石塔である。
現在の石塔は鎌倉時代の建長五(一二五三)年に来日した宋人・伊行末によって建立されたものである。高さ十四・二メートルもあり、その律動的な傾斜美、荘重な曲線はお参りする人々の心をとらえて離さない。この塔には四方仏が刻まれている。東には薬師如来、西には阿弥陀如来、南には釈迦如来、北には弥勒菩薩の四仏である。これらを拝めばご利益があると言われている。

般若寺は、飛鳥時代の舒明天皇の時に高句麗から渡来した慧灌法師がこの地で般若台を始めたことが草創と伝わる古刹である。その後聖武天皇が平城京の栄華を願い大般若経を奉納するなどし、権威を高めた。
一時衰退したが平安時代に観賢僧正が再興し、学僧千人を集める学問の道場として名を広め、名僧を輩出したという。ところが源平の戦乱に巻き込まれて焼亡する悲運にあった。
それでも鎌倉時代になって再建の機運が訪れ、まず十三重石宝塔が建立されたのを始め、良恵上人によって本尊の文殊菩薩を安置する金堂、同じく本尊の薬師如来を安置する講堂が復興された。文永四(一二六七)年にようやく苦労の末、諸堂が整い壮観な姿を現した。病人の救済を目指した施設である北山十八間戸も運営し、病気平癒に健康増進の霊場として評価を高めた。

境内のあちこちに貴重な石碑がある。一二六一年ごろに宋人の石工によって建立された重文の笠塔婆が二基ある。俳人の正岡子規が当寺を訪れ「般若寺の釣鐘ほそし秋の風」という句を詠んでいる。
いつの頃からか花を境内のあちこちに植えるようになって、人々から「花の寺」と呼ばれるようになった。
四月から五月の山吹、六月から七月の紫陽花、九月から十月の秋桜が参拝者を温かく迎えてくれ「コスモス寺」の異名がある。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2021年12月末まで
般若寺の情報
第3番 般若寺 はんにゃじ
真言律宗
住所
〒630-8102 奈良市般若寺町221
電話番号
0742-22-6287
拝観時間
9:00~17:00
拝観料
大人500円、中高生200円、小学生100円
主な年中行事
文殊会式 4月25日
非核平和の鐘 8月の6日・9日
コスモス 10月上旬〜
境内案内
■お薬師様…十三重石宝塔 ★納経所
設備
駐車場
あり (有料)
お手洗い
あり (車いす可)
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
近鉄「奈良」駅・JR「奈良」駅より、バス「般若寺」下車徒歩3分
自動車
京奈和自動車道「木津IC」より15分、
第二阪奈「宝来IC」より20分
般若寺のお知らせ
    般若寺からのおしらせはありません。