第8番 室生寺 むろうじ
真言宗室生寺派大本山
〒633-0421 奈良県宇陀市室生78 tel.0745-93-2003 http://www.murouji.or.jp/
女人高野の趣

 室生山は太古の火山活動によって形成され、自然エネルギーに満ちている。奈良時代末、皇太子山部親王(後の桓武天皇)の病気平癒を祈願し、興福寺の学僧賢璟ら僧五人が山中で祈祷して効果があり、勅命で室生寺が創建された。平安時代初め、賢璟の高弟修円が伽藍建立に当たった。興福寺の法相宗をはじめ天台、真言、律宗などの高僧を迎え、山中で修行する傍ら各宗を勉学する道場となった。龍が住むという龍穴もあり龍神信仰も盛んで、雨乞い祈願も度々行われた。

 朱塗りの太鼓橋を渡ると寺の入り口で「女人高野室生寺」の石碑には、多額の寄進をし寺を再興させた徳川綱吉の母桂昌院の実家の家紋・九目結紋が彫られている。高野山が女人禁制なのに対し、女性の参詣を認め、室町時代には尼僧が集団で参詣したこともある。仁王門をくぐり、左に曲がると平安時代初期のこけら葺き国宝金堂が鎧坂の石段の上に見える。一歩一歩、身を浄める想いで登る。江戸時代に増築された懸け造りから内陣を拝むと、カヤの一木造りで朱色の流れるような衣文の国宝・釈迦如来立像(伝薬師如来)を中心に、文殊菩薩、薬師如来が並びその前に十二神将像が立つ。個性あふれる仏像の数々に圧倒される。少し登ると真言密教で最も重要な儀式を行う潅頂堂(本堂)があり、如意輪観音菩薩(重文)が安置されている。鎌倉時代の国宝だが、今はいつでも自由に入れる。二時間、三時間座る人、涙を流す人もいるという。山岡淳雄総務主事は「お堂に案内人がいて参拝者に声を掛け、中の説明をしています。人を救う意味を考えたり、自らを振り返る契機になればうれしい」と語る。

 さらに少し登り国宝五重塔を仰ぐ。高さ十六・一メートルと屋外に建つもので最小の塔。平安時代初期、寺で最古の建物で、頂上の相輪が珍しく、九輪の上に水煙でなく、宝瓶と八角形の宝蓋が設けられている。伽藍を造った修円が宝瓶に竜神を封じ込めたと伝わる。そこから空海を祀る御影堂がある奥の院まで胸突き八丁の石段が続く。山岳寺院の良さで、シャクナゲや新緑、紅葉から冬景色まで四季折々に楽しめる。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2021年12月末まで
室生寺の情報
第8番 室生寺 むろうじ
真言宗室生寺派大本山
住所
〒633-0421 奈良県宇陀市室生78
電話番号
0745-93-2003
拝観時間
8:30~17:00(12月~3月は9:00~16:00)
拝観料
大人600円、小人400円、団体30名以上で100円引き
主な年中行事
正御影供 4月
青葉祭 6月
陀羅尼会 12月
おすすめ撮影スポット
鎧坂
門前情報
食事施設あり
境内案内
■お薬師様…金堂 ★納経所
設備
駐車場
あり (有料)
お手洗い
あり (車いす可)
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
あり
アクセス
公共交通機関
近鉄大阪線「室生口大野」駅下車、奈良交通バスで15分
自動車
名阪国道「針IC」より所要20分
室生寺のお知らせ
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