第10番 龍泉院 りゅうせんいん
高野山真言宗
〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山647 tel.0736-56-2439
弘法大師が雨請い祈願した寺

山門をくぐると、正面に石の「わらべ地蔵」六体がある。メイン道路から離れているため、野鳥のさえずる静寂さ、澄んだ空気に身を包まれ、お地蔵さんの愛らしさに心が和む。右側の玄関に入って、掃除が行き届いていることに驚く。廊下の床から天井まで、木の材そのものの色でチリ一つない。一心不乱に乾拭きする寺生(学僧)の姿も見える。人より一段と低い位置に身を置き、不平不満を表さず己を磨く修行法の一つ「下座行」の実践だ。「わかりやすく言えば掃除。床を拭きながら視点を移し、壁や天井など細かくチェックする。同時に自分の心のチリを払い、心の汚れをきれいにする」と執事は話す。こまめに手入れし、木の廊下に隙間ができたり、少しでも悪くなると直してもらった。その繰り返しで徐々に姿を変えて今に引き継がれている。襖絵のある客室や檀信徒の宿坊はもちろん、境内の隅々まで目が届いている。

寺は真慶律師が開基。弘法大師空海が龍王の母・善女龍王を勧請し雨請い祈願し、降雨に導いた。
人がすっぽり入るほどの窪みのある池に、本尊の藤原時代末期の重文薬師如来などを沈めて火災から守った。
空海の高弟の真雅僧正が阿字観を修せられた古刹でもあり、古くより毛利元就や佐々木高綱、楠正成らの帰依厚く、織田家、源家らの壇縁が深い。寺宝の弘法大師作の龍猛菩薩像は毛利元就の寄贈したもので、弘仁仏として知られる。高野山真言宗総本山金剛峯寺の北側すぐに位置し、高野御室光臺院とは隣接している。根本大塔や、七つあった女人堂の中で唯一残っている不動坂口女人堂にも近い。

高野山は海抜約千メートルで、内輪山、外輪山で囲われた東西六キロ、南北三キロの盆地。中国から密教を持ち帰った空海が弘仁七(八一六)年に嵯峨天皇からこの地を賜り、密教の修行道場として伽藍諸堂の建立に着手したのが始まり。明治五(一八七二)年の女人禁制解除まで、いかなる女性も高野七口にあった女人堂より内に入ることは許されなかった。いまは、七口をつなぐ女人道を回って歩き、大師廟に手を合わせるグループも見られる。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2021年12月末まで
龍泉院の情報
第10番 龍泉院 りゅうせんいん
高野山真言宗
住所
〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山647
電話番号
0736-56-2439
拝観時間
9:00~17:00
拝観不可日
※本堂使用中(法要等行事)は拝観不可
拝観料
無料
境内案内
■お薬師様…本堂 ★納経所
設備
駐車場
あり (無料)
お手洗い
あり
食事施設
あり
宿泊施設
あり
150名収容の宿坊あり。要予約
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
南海電鉄高野線「高野山」駅下車、林間バスで「警察前」下車すぐ
自動車
京奈和自動車道「紀北かつらぎIC」より所要40分
龍泉院のお知らせ
    龍泉院からのおしらせはありません。