第12番 禅林寺 ぜんりんじ
高野山真言宗
〒642-0028 和歌山県海南市幡川424 tel.073-482-1894
度重なる災害を乗り越え

俗に幡川のお薬師さんとして、広く親しまれている。千二百数十年前、唐の青龍寺の僧為光上人が聖武天皇からこの地をもらい、勅願所として建立したのが寺の始まり。当時は七堂伽藍が整っていたが、建武以前に金堂はじめ寺庫まで焼失し、再興された後も天正十三(一五八五)年に豊臣秀吉の南征による兵火で焼失し、広大な寺領も全て没収された。

その後、中興したのは塔頭中之坊の秀慶法印。本尊を求めている時、桧前の山頂より夜な夜な光がさし、不思議に思って登り、為光上人が招来した七仏の一体の御頭を見つけた。その頭に合わせて塑造技法で補作したのが現在の本尊薬師如来坐像とされてきた。三十三年に一度御開帳の秘仏で、塑像の薬師像は非常に珍しい。荘厳な雰囲気の両目のつくりや、頬の豊かな張り、肉厚な両耳の形など天平時代の特色が認められる。

これまで頭だけが天平時代のもので、体部は秀吉に焼かれて以後の補修とされてきたが、平成十九年の和歌山県調査で、体だけでなく頭の一部も鎌倉時代に補修されていた。体の内側に天平のものが残っている可能性もあることがわかった。ご尊顔を拝すると煉瓦状に黒く焼固しており、度重なる災禍を乗り越えられた歴史がうかがえる。
本堂の東側には、たくさんの小さな身代わりおじいさん、おばあさん像に囲まれた「ぼけよけ地蔵」を祀っている。足元で子供ならぬ老夫婦が地蔵さんの持つ数珠をしっかりと握っている。近くには神経痛やリュウマチにご利益あるといわれる足神さんがあり、役行者の石像が立つ。大師堂は、漆器の町・海南を象徴し漆塗の四季の花で天井を飾っている。裏山には二百年以上前から、新四国八十八ヶ所が祀られ、四国までお参りできない人に喜ばれている。薬師谷川が境内前を流れ、常緑樹に囲まれ空気も澄み、明るい陽光が人々に安らぎを与えてくれている。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2021年12月末まで
禅林寺の情報
第12番 禅林寺 ぜんりんじ
高野山真言宗
住所
〒642-0028 和歌山県海南市幡川424
電話番号
073-482-1894
拝観時間
9:00~17:00
拝観料
無料
主な年中行事
初薬師 1月8日
初大師 1月21日
春秋彼岸会
正御影供 旧暦3月21日
しまい大師 12月21日
おすすめ撮影スポット
本堂前
境内案内
■お薬師様…本堂 ★納経所
設備
駐車場
あり (無料)
お手洗い
あり
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
JR紀勢線「海南」駅より、オレンジバス「薬師谷」下車、徒歩10分
自動車
阪和自動車道「海南東IC」より所要5分
禅林寺のお知らせ
    禅林寺からのおしらせはありません。