第20番 東光寺 とうこうじ
高野山真言宗
〒662-0828 兵庫県西宮市門戸西町2-26 tel.0798-51-0268 https://mondoyakujin.or.jp
「門戸厄神」さん、で親しまれる

東光寺といっても、その寺を分かる人は少ない。「門戸厄神」といえば、「あー、あの厄除けの」と、関西のみならず広く知られ、阪急電鉄の駅名「門戸厄神駅」にもなっている。
その「門戸厄神駅」から北西の方向に七百メートルほど歩くと寺に着く。正門の下には四十二段の階段、さらに中楼門の下に三十三段の階段がある。男女の厄年にちなんで、四十二段を「男厄坂」、三十三段を「女厄坂」と呼ぶ。長い人生に訪れる心身など様々な厄を、一段一段上りながら落とすのだという。元旦や一月十八、十九日の厄除大祭には、駅から寺までの参道には多くの露店が並び、十万人を超える厄除けの善男善女であふれる。

寺は六甲山系の高台にあり、東方浄土から光が当たる寺として、東光寺の名がついたといわれ、遠くは大阪・梅田、伊丹空港などが望める。
境内の薬師堂には本尊の薬師如来像、厄神堂には厄神明王が祀られている。この厄神明王について、松田全弘副住職は「嵯峨天皇の勅を受け、弘法大師が国家安泰、皇室安泰、民衆厄除けを願って、三体の厄神明王を刻まれました。国家安泰の一体は高野山の天野明神へ、皇室安泰の一体は山城の男山八幡宮、そして東光寺には民衆厄除けの一体が納められたのです」と説明してくれた。以来、東光寺は人々の厄除け祈願の寺として親しまれるようになった。

境内を回るうち、多くの人形やぬいぐるみが収まった一角が目についた。五十年ほど前から人々が古くなった人形を寺に納めるようになった。今では十一月十九日を人形供養の日として、十数名の僧侶が持ち込まれた人形の供養を営んでいる。人形供養もいまでは大きな年間行事として定着しているようだ。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2022年12月末まで
東光寺の情報
第20番 東光寺 とうこうじ
高野山真言宗
住所
〒662-0828 兵庫県西宮市門戸西町2-26
電話番号
0798-51-0268
拝観時間
6:00~18:00
拝観料
無料
主な年中行事
厄除大祭 1月18日・19日
十三詣り 4月13日
七五三 11月15日
人形供養 11月19日
フリーマーケットであい市門戸厄神
おすすめ撮影スポット
中桜門、大提灯下
門前情報
車いす用トイレ、授乳室、おむつ替え台あり
境内案内
■お薬師様…薬師堂 ★納経所
設備
駐車場
あり (無料)
お手洗い
あり (車いす可)
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
阪急電車今津線「門戸厄神」駅下車 徒歩10分
自動車
阪神高速神戸線「武庫川IC」より所要20分・中国自動車道「宝塚IC」所要20分
東光寺のお知らせ
    東光寺からのおしらせはありません。