第27番 天寧寺 てんねいじ
臨済宗妙心寺派
〒620-0077 京都府福知山市字大呂1474 tel.0773-33-3448
留学僧・開山の思い今に

開山、愚中周及は十九歳の時、室町幕府公認の貿易船・天龍寺船で元に渡った留学僧だった。江南紫金山の高僧、即休契了のもとで修業し、即休の法嗣(師の法を継いだ弟子)となって帰国。貞治四(一三六五)年、丹波の地頭金山宗泰に招かれ、開山となった。
愚中が、かつての恩師夢窓疎石の頼みを振り切り、修行の旅に出て、この地にとどまることになった背景には、当時隆盛を極めた京都五山の禅風への批判、反骨精神があったとされる。
福知山の市街地を抜け、北へ八キロほどの山間に天寧寺はある。山門をくぐると、方丈(本堂)、薬師堂、開山堂、研修道場(禅堂)などが整然と配置されている。

足利四代将軍義持が帰依し、大寺院となったことは広い境内や山門にかかる義持の額によってしのばれる。その後、金山氏が没落、天寧寺も衰微していくが、江戸時代初めに妙心寺派に属し、再興される。
正面奥に建つ薬師堂は、寛政六(一七九四)年の再建。こけら葺きの凛としたたずまいに心が引き締まる。本尊の秘仏、薬師如来坐像と日光・月光菩薩、十二神像が安置されている。

中国様式の文化財が多数残されていることでも知られる。師の頂相(肖像画)である重文・絹本著色即休契了像には「わが教えを理解したものは広い中国には一人もいない、日本から来た愚中ただ一人である」との即休の自賛があり、これに応じ愚中は絵の最下部に「この頂相は永く天寧寺に伝え残せ」と記している。
重文・絹本著色十六羅漢像は、中国羅漢画として著名な李龍眠様式の画風。払子、雲版、唐盤など元から持ち帰ったと伝わる仏具も数多くある。
留学の地にちなんで山号を紫金山とし、近くの小川を揚子江と呼び、修行と庶民の教化に専念したという愚中。「その教えに従って天寧寺を守ってきた代々の住職や地域の方々の思いを受け止め、引き継いでいきたい」と石角周禅住職は語る。
研修道場での坐禅会も含め、今は自然の中で自己を見つめ直す場として親しまれている。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2021年12月末まで
天寧寺の情報
第27番 天寧寺 てんねいじ
臨済宗妙心寺派
住所
〒620-0077 京都府福知山市字大呂1474
電話番号
0773-33-3448
拝観時間
8:00~17:00(冬季11月~3月 9:00~16:00)
拝観料
個人 無料、団体300円
主な年中行事
開山忌 8月25日
おすすめ撮影スポット
自然林を背景とした薬師堂
門前情報
大呂ガーデンテラス 大型車駐車可能
要予約 ☎0773-33-2041
境内案内
■お薬師様…薬師堂 ★納経所
設備
駐車場
あり (無料)
お手洗い
あり
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
京都丹後鉄道宮福線「下天津駅」下車、徒歩35分(距離2.6キロ)
自動車
舞鶴若狭自動車道「福知山IC」より所要25分。京都縦貫自動車道「舞鶴大江IC」より所要22分
天寧寺のお知らせ
    天寧寺からのおしらせはありません。