第28番 大乗寺 だいじょうじ
高野山真言宗
〒669-6545 兵庫県美方郡香美町香住区森860 tel.0796-36-0602 http://www.daijyoji.or.jp
応挙が統括、立体曼荼羅

香住町、美方町と合併し香美町に町名が変わったが、香住は豊かな自然や冬場のマツバガニをはじめとする海の幸に恵まれ、都市部からの観光客でにぎわう。
香住港から少し内陸に入ったところ、石段を上り山門をくぐると、ぱっと目に飛び込んでくるのが客殿。江戸中期、寛政年間の再建で、唐破風の屋根が美しい。

「応挙寺」の名で知られるように、独自の写生画を創出し、円山派の祖となった円山応挙と呉春など十二人の弟子の障壁画が、ここを荘厳している。客殿が本堂より大きく、目立つのはそのせいかもしれない。
大乗寺は天平十七(七四五)年、行基によって開創されたと伝えられる。平安期の木彫仏八体が現存し、その一体から永長二(一〇九七)年の墨書が見つかっているが、それ以降、長期にわたり記録は残っていない。天明から寛政年間にかけ、当時の住職密蔵上人と弟子の密英上人によって客殿が再建され、現在の姿になったという。

応挙との縁ができたのもこの時期だ。密蔵上人は無名で貧しかったころの応挙に絵師としての才能を見いだし、学費を援助。それをもとに応挙は修業し、絵師として名をなした。密英上人が上洛し、襖絵の制作を依頼すると、応挙は恩返しとして描いたとされる。
客殿の十三室に収められている障壁画百六十五面すべてが重文で、仏間の十一面観音(重文)を中心に立体曼荼羅を具現しているという。各部屋にテーマを持たせ、画題を決め、弟子を割り振ったのは応挙で、山岨眞應副住職は「空間芸術家として再評価されています。部屋と障壁画が織りなす仏様の世界を感じてほしい」という。襖絵保存プロジェクトにより、応挙筆の襖絵はデジタル再製画で再現されている。
客殿左手奥の建物が薬師堂で、薬師如来坐像がまつられている。仏師智円作で藤原彫刻の優品とされる。本堂には、行基作と伝えられる同寺本尊の聖観音重文二体(密仏)も安置されている。併せてお参りしたい。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2021年12月末まで
大乗寺の情報
第28番 大乗寺 だいじょうじ
高野山真言宗
住所
〒669-6545 兵庫県美方郡香美町香住区森860
電話番号
0796-36-0602
拝観時間
9:00~16:00(入館は15:40まで)
拝観不可日
8月6日午後、8月7日、春の彼岸の1日、12月31日、1月1日は拝観不可 
拝観料
大人800円(30人以上割引あり)、小学生500円
主な年中行事
花まつり 4月
施餓鬼法会 8月
門前情報
車いす用トイレあり
境内案内
■お薬師様…薬師堂 ★納経所
設備
駐車場
あり (無料)
お手洗い
あり (車いす可)
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
あり
アクセス
公共交通機関
JR山陰線「香住」駅下車、徒歩20分
自動車
北近畿豊岡自動車道「日高神鍋高原IC」より50分
大乗寺のお知らせ
    大乗寺からのおしらせはありません。