第46番 桑實寺 くわのみでら
天台宗
〒521-1321 滋賀県近江八幡市安土町桑実寺292 tel.0748-46-4025
わが国最初の養蚕地

桑實寺は、見晴らしの良い絶景が展開する標高四百三十三メートルの繖山西側斜面の中腹にある。本堂東の道をたどれば観音霊場の札所もあり、参詣者も高齢の方、中高年の方々に交じって、最近はハイキングや山登りの途中に訪れる人たちも少なくない。
山裾の桑實寺集落から、両側に坊跡の残る自然石の石畳を登ることおよそ五百メートル、山中の狭い境内正面に、素朴で古風、質素で優美な本堂が目に入る。創建は白鳳六(六七七)年。天智天皇の勅願寺院として藤原鎌足の長男・定恵和尚が開山した。

同天皇の四女・阿閉皇女が病に伏したとき、皇女は琵琶湖に瑠璃の光り輝く夢を見た。話を聞いた天皇は定恵和尚に法会を営ませると、こんどは湖中より生身の薬師如来が現れ、放った大光明で阿閉皇女はもちろん、当時湖国で流行った疫病に苦しむ多くの人たちを病から救ったという。この薬師如来を本尊としたのが桑實寺である。
以来ご本尊は、難病救済の霊験あらたかなお薬師さんとして熱い信仰を集め、同寺は「薬師如来信仰の祈願道場」として名を馳せた。
現在の本堂は、南北時代の建立で入母屋造り檜皮葺き。間口七間、奥行き八間の単層檜皮葺で室町時代初期の建築様式を伝えている。国の重要文化財で、寺の話では昭和五十七年から同六十一年まで解体、修復工事も行われている。

寺名の「桑實寺」は、定恵和尚が留学先の唐から持ち帰った桑の木をこの地で栽培し、日本で初めて養蚕技術を広めたことから。しかし、今では桑畑はなく、養蚕も行われていない。
一五三二年には、室町幕府十二代将軍足利義晴が仮の幕府を置いたこともあり、二院十六の僧坊を有し繁栄を極めた。織田信長は比叡山焼き打ちで知られるが、ここでは天正四(一五七六)年、荒廃していた寺の堂宇の再建に力を尽くし、手厚い保護を加えている。
境内にある梅をはじめ桜、つつじ・さつき、あじさい、そしてもみじなどが季節になると寺を包み、参詣者らの霊場巡りに彩りを添えている。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2021年12月末まで
桑實寺の情報
第46番 桑實寺 くわのみでら
天台宗
住所
〒521-1321 滋賀県近江八幡市安土町桑実寺292
電話番号
0748-46-4025
拝観時間
9:00~17:00(冬季12月~2月は16:00まで)
拝観不可日
気象状況により
拝観料
入山料 大人300円、小人150円、団体割引(50名)
主な年中行事
初薬師護摩法要 1月8日
施餓鬼法要  3月彼岸入りの日
開山忌 4月25日
境内案内
■お薬師様…本堂 ★納経所
設備
駐車場
あり (無料)
お手洗い
あり
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
JR琵琶湖線「安土」駅より山裾まで1.8km、徒歩20分・山裾から本堂まで石段約650段、徒歩20分
自動車
名神高速道路「竜王IC」より山裾まで約30分
桑實寺のお知らせ
    桑實寺からのおしらせはありません。