第17番 摂津国 国分寺 せっつこく こくぶんじ
真言宗国分寺派大本山
〒531-0064 大阪市北区国分寺1-6-18 tel.06-6351-5637 https://kokubunji.osaka/
十四天皇の勅願道場の歴史

大阪・梅田の東に日本一長いアーケード商店街として有名な天神橋筋商店街がある。買い物の地元の人たちにまじって、店内をのぞき見しながら歩く海外からの観光客らで混みあっている。その商店街の東端からすぐ近く、にぎやかな街中に国分寺はある。
「この商店街は、20年ほど前までは閑散としていました。それが、テレビなどで活気がもどった商店街が紹介されてから、一気に全国区の街になりました」。国分寺の糟谷眞教宗務総長が、周辺の最近の変化を話してくれた。

寺の歴史は斉明天皇の時代にさかのぼる。斉明天皇は先帝の菩提を弔うために建物を建てこれを長柄寺と称した。その後、聖武天皇が一国一寺の国分寺創設の詔勅を出されると、摂津国の国分寺と改称した。それ以来、十四天皇の勅願道場(僧が修行する場所)として栄えた。
長い歴史の中で、大阪夏の陣や第二次世界大戦など幾度も戦禍を受けて寺領を失い、寺宝を焼失もしたが、戦後、復興を果たし、真言宗国分寺派大本山として現在に至っている。全国に末寺六十カ寺があり、毎年五月にその末寺が集まっての大法要が行われている。

平成三十(二〇一八)年五月には、快圓律師が享保三(一七一八)年に中興されたのを記念して、全国から末寺、教師、檀信徒が集まって盛大な中興三百年の大法要が催された。
境内正面の昭和金堂に本尊の薬師如来が安置され、護摩堂の奥には樹齢三百年を数える巨大なイチョウの木がそびえる。「最近の台風で枝が折れたりしましたが、本体はよく持ちこたえてくれました」。そびえたつ霊木を見上げる糟谷宗務総長の顔には、ほっとした表情と歴史を伝える使命感がのぞいた。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2022年12月末まで
摂津国 国分寺の情報
第17番 摂津国 国分寺 せっつこく こくぶんじ
真言宗国分寺派大本山
住所
〒531-0064 大阪市北区国分寺1-6-18
電話番号
06-6351-5637
拝観時間
9:00~17:00
拝観料
無料
主な年中行事
正月会 1月1日
春彼岸会 3月春分の日
国分寺会 5月第3日曜
盆供施餓鬼会 8月16日
秋彼岸会 9月秋分の日
除夜の鐘   12月31日
門前情報
近くに天神橋筋商店街
境内案内
■お薬師様…金堂 ★納経所
設備
駐車場
なし
お手洗い
あり
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
OsakaMetro「天神橋筋6丁目」駅2番出口樋之口交差点すぎてすぐ左折の突き当たり
大阪シティバス、大阪発83番系統「長柄国分寺」バス停左へすぐ
自動車
阪神高速守口線「長柄出口」樋之口交差点過ぎてすぐ左折の突き当り
摂津国 国分寺のお知らせ
    国分寺からのおしらせはありません。