第33番 石薬師寺 いしやくしじ
東寺真言宗
〒513-0012 三重県鈴鹿市石薬師町1番地 tel.059-374-0394 https://sites.google.com/view/ishiyakushiji
弘法大師ゆかりの薬師如来

弘法大師は全国を行脚して各地に足跡を残し、多くの寺を建立した。宗教家と言うだけでなく、学者であり、思想家、社会事業家でもあった。この寺はその弘法大師の遺徳をしのぶにふさわしい寺といえる。山号は高富山、院号は瑠璃光院という。寺の西側は国道1号線に接しているが、境内は緑が多く静かである。
寺伝によると、同寺は聖武天皇時代の神亀三(七二六)年に泰澄が森の中の地鳴りを聞いた後、大石が現れるのを見たことに始まる。これは薬師如来さまが民衆を救うために現れたのだと感得して、泰澄はそこにお堂を建てて祀った。

その後、嵯峨天皇の延暦十五(七九六)年に弘法大師がこの地を訪れた。この時、弘法大師が花崗岩の大石に薬師如来を刻み、開眼供養したと伝わる。これが本尊の石薬師如来像である。多くが木像であるなか、石像であるのが珍しい。
厄除けの霊験あらたかだと近郷近在の人々だけでなく遠方の人々の信仰も大いに集めて評判になった。その噂は当時の嵯峨天皇にも伝わり、嵯峨天皇はこの寺を勅願寺とした。

お前立ち薬師如来

時代は下って室町時代の天正年間には織田信長の軍勢による伊勢の攻撃で焼失したが、江戸初期に伊勢国神戸城の城主、一柳監物が再建を目指した。寛永六(一六二九)年に完成したことが棟札などで確認されている(三重県指定有形文化財)。それから現在に至っている。
旧東海道に面していることから江戸時代の大名の参勤交代の際に、大名らが財物を寄進して道中の安全を祈願した寺としても広く知られている。
また浮世絵師・歌川広重の東海道五十三次の石薬師宿の図の左下にこの寺が描かれている。右側は刈り取られた田んぼ、背景は山並みである。当時ののどかな面影を伝えるものだ。芭蕉や西行法師らもこの地を詠んでいる。一休禅師は「名も高き誓いも重き石薬師瑠璃の光はあらたなりけり」とこの地を詠んだ。
本尊の薬師如来像は鈴鹿市指定有形文化財。このほか、紀州藩寄進の日光菩薩像、月光菩薩像、十二神将、大日如来像、不動明王像が安置されている。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2021年12月末まで
石薬師寺の情報
第33番 石薬師寺 いしやくしじ
東寺真言宗
住所
〒513-0012 三重県鈴鹿市石薬師町1番地
電話番号
059-374-0394
拝観時間
8:00~17:00
拝観料
本堂内拝 お一人300円
主な年中行事
本尊御開扉 12月20日
おすすめ撮影スポット
境内の庭・本堂前
境内案内
■お薬師様…本堂 ★納経所
設備
駐車場
あり (無料)
お手洗い
あり
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
JR関西本線「加佐登」駅よりタクシーで5分、国道1号「上田口」バス停より5分
近鉄鈴鹿線「平田」駅よりタクシーで10分
自動車
東名阪自動車道「鈴鹿IC」より所要15分
石薬師寺のお知らせ
    石薬師寺からのおしらせはありません。