第35番 神宮寺(丹生大師) じんぐうじ
真言宗山階派
〒519-2211 三重県多気郡多気町丹生3997 tel.0598-49-3001 http://www.ma.mctv.ne.jp/~jr2uat/daisi/daisi.htm
弘法大師の師が開創

由緒書きによれば、弘法大師の師とされる勤操大徳が宝亀五(七七四)年に光仁天皇の勅願によって開創したと伝えられる。山号は丹生山、院号は成就院という。女人も参詣できるので「女人高野」とも呼ばれ、女性の参拝も多い。
真言密教の聖者である弘法大師は布教のため全国を行脚したが、伊勢神宮に参った際に当地を訪れた。ここが師の開創の寺であることから感得し「我は高野山の聖地に真言密教の根本道場を開かん」と誓願を立てている。まずこの地に「諸堂を建立して衆生を救わん」と心に誓ったという。
そして弘仁六(八一五)年に立派な七堂伽藍の整備を完了した。

同寺境内はなだらかな小山の勾配を活用して池を作り、小川を作り、自然の大樹、老木がのどかな景観を生み出している。
弘法大師は全国に足跡を残し、多くの寺を建立した。たぐいまれな宗教家というだけでなく、学者であり、思想家であり、社会事業家でもあり、有能な教育者であり、医者であり、優れた文筆家であり、書家でもあった。その弘法大師の遺徳をしのぶにふさわしいお寺といえる。
境内の薬師堂には立派な薬師如来像が祀られ、善男善女が訪れる。阿弥陀如来が西方の極楽浄土におられるのに対して、薬師如来は東方の「瑠璃光世界」におられる。

「薬」の字からも分かるように病気平癒、心身の健康を守る仏さまとして信仰を集めてきた。大医王仏とも呼ばれる。
大師堂の本尊は弘法大師自作の尊像であり、二度の兵火を逃れ現在に至っている。ここでは神宮寺は、通称・丹生大師として人々の尊宗を集めている。
仁王門を修復中で、二〇一九年十月に落慶法要を予定している。解体修理中に仁王像の頭部から造営に関する貴重な記述も見つかった。

ご朱印について
※開創三十周年スタンプは2022年12月末まで
神宮寺(丹生大師)の情報
第35番 神宮寺(丹生大師) じんぐうじ
真言宗山階派
住所
〒519-2211 三重県多気郡多気町丹生3997
電話番号
0598-49-3001
拝観時間
御朱印は9:00~17:00 
拝観料
無料
主な年中行事
花まつり 5月8日
弘法大師降誕会 6月15日
定例護摩祈祷(午前中) 毎月8・18・28日
おすすめ撮影スポット
仁王門前、石文前 
門前情報
食事施設あり、駐車場あり、車いす用トイレあり 
境内案内
■お薬師様…薬師堂 ★納経所
設備
駐車場
あり (無料)
お手洗い
あり (車いす可)
食事施設
なし
宿泊施設
なし
wifi
なし
アクセス
公共交通機関
JR紀勢線「多気」駅より、町民バス(丹生線)「丹生大師前」下車、徒歩1分(土日祝日は運休)
自動車
伊勢自動車道「勢和多気IC」より所要5分
神宮寺(丹生大師)のお知らせ
    神宮寺からのおしらせはありません。